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歩兵十連隊

723:連隊設立経緯

723

復古し、明治元年四月太政官に八科を置き、次で八科を八局と為し、又七官に改む(議政・行政・神祇・会計・軍務・外国・刑法)を置き、軍務官をして軍政を掌らしむ、二年七月新に官制を定め六省を置き兵部を以て
軍務を統督せしめ兵制も亦文明諸国の制に準じて漸次改正せられたり

同三年兵部省出張所を大坂に設けられ、二月常備兵編成規則定めらる、
則ち

歩兵隊  一小隊は六拾人  一中隊は二小隊
一大隊は五個中隊
但し嚮導以上の諸官有司は定員外とす

砲兵隊は一分隊砲二門  一大隊は三分隊

同年九月各藩常備兵制を定む
同十一月十三日高一万石に付き五人宛大坂兵部省出張所に出さしむ
同十二月二十二日兵部省より左の達しありたり

各藩常備兵は、総て大隊を以て編成致すべく、大隊未満の藩は中隊小隊を編成するべし、石高端分これ有る向きは予備兵隊を編成するか、兵員を廃し候とも便宜任ずべく事

本年全国に四鎮台を置かる、即ち東京・大阪・仙台・熊本とす、大阪鎮台の管轄下にある諸隊左の如し

八月に於ける位置名称   十月二十六日改称位置同じ

伏見 歩兵第一連隊    歩兵三番大隊
大阪 同 第三連隊    歩兵四番大隊
大阪 同 第四連隊              歩兵五番大隊
大阪 騎兵第一大隊            一番騎兵隊
大阪 砲兵第一大隊            一番砲兵隊

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