年末にBAJ（ブリッジエーシアジャパン）の東京事務所に行ってきました。彼国では、11月から少数民族の武装組織が同盟して同時蜂起し、全国で内戦状態に陥りました。BBCニュースでは「国軍はクーデター後最大の後退」と報じています。日本ではほとんど報じられていません。NGO活動も全面停止となりました。2年越しのNGO登録更新がようやく完了し、本格的な活動再開の準備を進めている矢先のことで、残念な気持ちでいっぱいです。その半面、事態急展開の兆しでもあるのかと複雑です。
BAJはこの間、細々とサイクロンで被災した桟橋を復旧していましたが、現場周辺でも砲声が響くようになり撤収避難を余儀なくされました。現地スタッフは数日かけて徒歩で事務所まで避難してきたとのこと。米とガソリンが数倍に高騰し現地事務所維持にも支障が出ています。
武装組織が奪還した街への国軍侵入を阻止するために橋を壊しているともBBCは言っています。ウクライナと同じです。
目的がどうであれ戦争は、私たちものづくりに携わるものとは真逆にあります。
西田